BMW 135iクーペ試乗レポート

BMW 135i Coupe M-Sport
外見印象
2008年2月日本に投入された1シリーズのスポーツクーペ「135i Coupe M-Sport」に試乗したのでレポートします。
2005年に登場した1シリーズは当初5ドアハッチバックでコンパクトサイズと言うこともあり、BMWシリーズの中ではエントリーモデルと認識していました。ところが今回登場した135i Coupe M-Sportは搭載しているエンジンもスタイルも5ドアハッチバック車とは全く別物の車に見えます。サイズ的には全長が4.37mと10cmほど大きくなったほか車高が少し低くなりました。BMWのスポーツクーペ車の中では最もコンパクトサイズに収まっているので取り廻ししやすい印象を受けます。
フロントビューではBMW独特のフロントグリルとナンバープレート下に大きく口を開けた吸気口が目立ちます。フロントフェンダーと後輪フェンダー部分のふくらみがスポーティさを際だたせています。
内装・装備
今回の試乗車は6速マニュアルミッションでしたが、日本でもAT車が投入される予定です。AT車にはシフトパドルが標準装備されます。アルパイン製のHDDナビゲーションシステムが標準装備され、エンジンスタートでフロントグリル中央にせり上がってきます。
シートはスポーツシートで少し堅めですが、3点式シートベルトと共にしっかり体にフィットします。スピードメーターは280Kmまで、タコメーターは7000回転からレッドゾーンとなっています。オンボードコンピュータも搭載され、平均燃費や推定航続距離が自動計算されます。ガソリンが切れるまでのおおよその距離がわかります。
6速スポーツミッションパドルのシフト感覚は驚くほど軽いフィーリングです。クラッチの軽さも相まってスポーティ車でありながら運転のしやすさも兼ね備えています。カタログではステップトロニック技術により、クラッチペダルの操作無しでパドル操作だけでシフトチェンジできるとのこと。
ただし、スタート時にはクラッチ操作は必要です。
シフトパドルの手前にはiDriveコントローラーが装備され、運転中シフトパドルにのせた左手をあまり動かさずにナビ操作やAV機器の操作ができます。
エンジン・走り
試乗した「135i Coupe M-Sport」には335iにも登載されているパラレルツインターボを搭載した直列6気筒DOHCエンジンを積んでいます。
このエンジンは3000ccの排気量で400Nm(40.8Kgm)という強大なトルクを発生します。ターボの効きは素直というか低回転域から徐々に効いているようで、特定の回転域から急に加速することはありません。
吹き上がりは軽く、1速ギアーで引っ張ると簡単にタコメーターレッドゾーンまで飛び込んでいきます。
その強大なトルクで街乗りでは2速からでも楽々スタートしてしまいます。カタログスペックでは0-100Km/h加速で5.3秒という驚異的な数字が記されています。実際に試乗で急加速を試しましたが確かにシートに押しつけられる感覚はコンパクトサイズスポーツカーとしては最上級のものでしょう。
ただし、日本の公道でこれほどの加速が必要かは疑問ではあります...
ちなみにマニュアル車で日本の公道を走っている限りは4速以上を使うことはあまりないかもしれません。
車両総重量は1,750Kgとやや重いですが、3000ccのエンジンを積んでいるので走行フィーリングは重さを感じさせないキビキビとしたスポーティな動きを示します。ただし、じゃじゃ馬のようなイメージはなく、運転者の思いに素直に反応してくれる素性の良さを感じます。
カタログ仕様
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参照リンク
BMW 1シリーズ性能比較
BMW 1-Seriesを年代別の性能別に比較