衝突安全性試験内容

衝突安全性試験内容

ドイツ車の衝突安全性試験(自動車アセスメント)を実施している機関が世界中にあります。
ここではアセスメント結果を公表している次の3つの機関のアセスメント試験内容を紹介し、あわせて評価データの見方を解説します。

IIHS(米国道路安全保険協会)

アメリカの自動車保険業界が設立した非営利団体で、交通事故を減らすために活動している組織です。
米国での販売量の多い車種を中心にアセスメントしています。追突試験ではシートそのものの性能評価を行っています。

IIHS
表記 Front Side Rear
内容 前面オフセット試験 側面衝突試験 後部衝突防御力
評価レベル 4段階
G=Good, A=Acceptable, M=Marginal, P=Poor

衝突試験内容詳細

前面オフセット試験
衝突時に変形する障壁に、自動車前部の運転席側一部を衝突させる試験。
衝突速度は64km/h。
評価内容は衝突による車体変形と、乗員の拘束性、乗員に与える傷害数値から総合的に判断。
側面衝突試験
衝突時に変形する障壁を持つ台車を、自動車の運転席側の側面に衝突させる試験。
衝突速度は50km/h。
評価内容は衝突による車体変形と、乗員の拘束性、乗員に与える傷害数値から総合的に判断。
後部衝突防御力
車両の後部に追突された場合のシミュレーション試験。
テスト台にシートを乗せ幾何学的性能と衝突時にダミー人形の首や胸にかかる力を総合的に判断。

NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)

米国の公的機関「米国運輸省道路交通安全局」が自動車アセスメントを実施し結果を公表しています。
比較的多くの車種をアセスメントしており、評価結果を運転者、助手席など座席別に細かく発表しています。さらに、他の評価機関では実施していないロールオーバー(ひっくり返り)可能性評価も発表しています。

NHTSA
表記 Front Crash Side Crash Roll
over
Driver passenger Front Rear
内容 前面フルラップ
衝突試験
運転席安全度
前面フルラップ
衝突試験
助手席安全度
側面衝突
前席安全度
側面衝突
後席安全度
ローリング
危険性
評価
レベル
5段階
5=重症の可能性が10%以下
4=重症の可能性が11%〜20%
3=重症の可能性が21%〜35%
2=重症の可能性が36%〜45%
1=重症の可能性が46%以上

衝突試験内容詳細

前面フルラップ衝突試験
コンクリート性の障壁に、自動車前部の全面を衝突させる試験。
衝突速度は56km/h。
評価内容は乗員に与える傷害度合いによって判断。
側面衝突試験
衝突時に変形する障壁を持つ台車を、自動車の運転席側の側面に衝突させる試験。
衝突速度は62km/h。
評価内容は乗員に与える傷害度合いによって判断。
ローリング危険性評価
車がローリング(ひっくり返る)可能性を評価。

EURO NCAP(欧州自動車評価機関)

1997年に設立された、自動車会社とは独立した自動車アセスメント機関です。ヨーロッパで販売量の多い車を中心に評価しています。
衝突時の歩行者への被傷害度の評価も行われています。

EURO NCAP
表記 大人/子供 歩行者
衝突試験内容 前面オフセット試験 側面衝突試験 歩行者衝突試験
評価レベル 5段階
5=十分、4=適切
3=マージン、2=弱い、1=貧弱

衝突試験内容詳細

前面オフセット試験
衝突時に変形する障壁に、自動車前部の運転席側一部を衝突させる試験。
衝突速度は64km/h。
評価内容は乗員の身体各部に与える傷害度合いによって判断。
側面衝突試験
衝突時に変形する障壁を持つ台車を、自動車の運転席側の側面に衝突させる試験。
衝突速度は50km/h。
評価内容は乗員の身体各部に与える傷害度合いによって判断。
歩行者衝突試験
自動車の前面に歩行者が衝突した場合の歩行者へ与える傷害度を評価。
衝突速度は40km/h。

関連情報リンク

独立行政法人自動車事故対策機構
主に日本車のアセスメントを行っています

IIHS-HLDI: Crash Testing & Highway Safety
米国の保険会社が自動車アセスメントを行っています

NHTSA - SaferCar.gov
米国運輸省道路交通安全局が行っている自動車アセスメント

EURO NCAP
ヨーロッパの自動車アセスメント組織


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